2009年6月4日木曜日

一粒の種

「一粒の種」という曲のCDです。
今日NHKで放送された番組で初めてこの歌の歌詞がどんな出来事から生まれたのか、どんな人たちの手をリレーして出来たのかを静かでさりげなく、でもあたたかみのあるメロディーとともにつづった番組でした。
番組の間、何度と無くメロディーが流れ、自然に覚えてしまいました。
私もこの1月に、小さなときからずっと可愛がってもらっていた伯父を亡くし、最後のお別れのときは、姉・妹と「伯父さん、いいお顔してるね」と話しながら、ずっと伯父のそばにいて離れがたかったです。
伯父と伯母には一人娘(私の従妹)がいて、体調の優れない伯父が彼女の花嫁姿を見られるようにと、早めに規格した結婚式を2週間ほど後に控えていたというときに亡くなってしまい、一人娘の晴れの日を一緒に迎えられなかった伯父の無念と伯母と従妹の悲しみを思うと、かける言葉がありませんでした。
でも、実際は自宅で療養していた伯父に、従妹は自宅でウェディングドレスを着て見せながら、伯父の病床で彼と一緒に結婚の報告をし、結婚届けも伯父の署名をもらったものを役所に出せました。
忙しい日々の中でごまかしながら少しやわらいでいた伯父へのいろいろな思いを、この曲をきいて書いてみたくなって今日書いています。
「一粒の種」となって、おじは家族や友人のそばにいてくれるのかな、と思います。
 
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